ハロプロ楽曲大賞２００３

パロディだけじゃ何なんで、本家もやってみました。
歌から。

　スポーツフェスティバル。これに尽きます。勿論、完全にユニゾンパートだけの曲と言うことで今後への可能性を見せたなんて見方も出来ますが、そんなことどうでもよくなるようなニコニコ感たっぷりの曲です。うん。こんなのも悪くない。てか、サイコー。

第4位　涙GIRL 2.0points

もし、アルバム大賞があったら今年の一位は間違いなくMIKI①だった。彼女がモーニングに入ったことを否定する気は全くないけれど、ソロで成し遂げた成果も今年の象徴だと思って入れました。青春時代特有のわけわからない言葉に出来ないパワーだけの衝動をこんだけ音に出来たことに賞賛です。書いていて気恥ずかしいけれど、でもこの曲にはそんな力があると思います。

第3位　ENDLESS YOUTH 2.0points

　メロン記念日だからこその曲。ここまで来たならこの先だって何度でもやれるわ、はホントここまでのメロン記念日を想うとぴったりの言葉。その思いが、これから自分で歩いていこうとする全ての人たちの思いに昇華していることが選の理由。

第2位　愛の園〜Touch My Heart!〜 2.0points

　多人数による擦過性。これがモーニング娘。の僕にとっての最大のポイントだったりします。その意味でこの曲は今年の白眉。荷重はあるもののほぼ均等に割られたパートにがなり系の歌唱が嵌まるメンバーで次々奏でるメロディラインは火花が散るよう。

第1位　シャボン玉 3.5points

　なんのかんので今年一番聴いた曲。趣味の悪さと前述の擦過性でぎりぎりのゾーンに決まった曲。シャ乱Qイズム全開なんて声もあるけれど、それはつまりつんく氏が真に書きたい曲ってことに他ならないわけで、作り手がやりたいことが受け手に一番伝わる。また、よっしゃ！ビックリサマー！！DVDにおけるフルヴァージョンの絶唱もポイント。オーバーブロウ気味に歌い上げる飯田さん、一聴しただけではそれとわからないほど声質が変わる石川さんの低音、いっつも頭の振りすぎで髪が乱れてる亀井さん、バックのいい仕事してるホーンセクショクションも含めてパワーがダイレクトに感じられる曲です。

では、PV。楽曲部門で選に漏れた曲の救済の意味合いもあります。

第3位　先輩〜LOVE AGAIN〜 1.5points

　今年のハロプロ系バラードではTHE LAST NIGHTと並んで最高峰。それに加えて人形劇で表現された歌の世界観に合わせた切ない映像と、リアルである制服場面の多少コミカルの入った幸福感の落差が絶妙。

第2位　GOOD BYE 夏男 1.5points

　こちらはぶっちぎれ系の今年最高峰。大量の気持ち悪いアヤンキーを筆頭にこれでもかのギミックてんこ盛り。無駄にかっこいいワイルドアヤヤ、無駄にかわいいゆかたあやや、無駄にイケメンな夏男あやや。とにかく「無駄」という形容詞がこんなにぴったりなPVも珍しい。

第1位　AS FOR ONE DAY 3.0points

　やまない雨はない。一言で言えばこれがこのPVのテーマ。圭ちゃんの卒業ソングでもあるんだけれど、ラストのサビワンフレーズでそれまでシリアスだった表情がほんの少しほほえみにかわる場面がすばらしい（特になっちは特筆もの）。ラストカットの加護さん雨上がりのシーンとあわせて悲しみの涙の雨もいつかは晴れて笑えるんだよというメッセージが胸に迫る。細かいところでいえば最初のタイトル部分から雨だれがたれている。こんな瑣末なところにまで神経の行き届いた作品。

次点。
モーニング娘。のひょっこりひょうたん島：歌詞内容がすばらしい。泣くのがやなら笑っちゃおう、は現在ではこの娘たちしか歌えないんじゃなかろうか。これならリメイクもあり。最後までゴーガーとどっちにしようか散々悩みました。

次点PV。
浮気なハニーパイ：とにかくテニス（？）シーンがおもしろい。ほとんど動かずにあさみさんを撃破する紺野さんや、フォームがやたら綺麗な里田さん、こっちを指差すカッコイイ藤本さんと見所いっぱい。そのテニスが曲のスピード感をしっかり表現できているのがポイント。