ゲルギエフ/ウイーン・フィル 幻想交響曲

やっぱゲルギーはすげえ。
「怒りの日」の動機を遅くして、直後の金管コラールの速度を上げる措置はあざとくなりそうな手前でバツグンの効果を出してる。
彼の演奏ってそうゆうやりすぎ一歩手前みたいなところのぎりぎりの線を狙って絶妙なとこで最大の効果を引き出してるのが多いんだよね。
棒の振りぶりや見た目からは勢い満点の熱い人に見えるけど、心のどこかでしたたかな計算がちゃんとされてるんじゃないかと思う。
ここらへんをぜひハロプロにも学んでほしいです。この頃はちょっとあざとさが前面に出すぎかな。ぎりぎりのところでファンが引いてる気がする…?