亀井さんお誕生日おめでとう

亀井さんの誕生日記念ということでブリテンの「戦争レクイエム」を聴く。通常のカトリック形式の典礼文の歌詞にオーウェンの現代文による反戦詩を挟みこんだおそらく20世紀芸術の最高傑作の一つ。この対比にあわせるように典礼文部分では全合奏とコーラス、現代詩部分では室内楽編成とソロ歌手による。僕が持っているのはマズア/ニューヨークフィル版なんだけど合奏室内楽ともに金管の吹け具合が凄まじい。(マイヤーズのおかげか?)客席の咳払いが入ってなければライブ版だとはとても思えない出来栄え。このあたりハワイDVDも見習ってほしいですね。今年はイラク戦争がはじまり、亀井さんと同年の子供たちも戦火に巻き込まれ、劣化ウラン弾放射能にさらされている。そんなのは対岸の火事であまりにも実感が湧かないのはしょうがないけど、せめて身近な人に置き換えてみることで想像をしてみることが大切なんじゃないかと思ったり。(思った後どうするかはいろいろ。だからそんなところへ身近な人を派遣しないでほしい。だから子供たちが少しでも人間らしい暮らしが出来る救いの手を。どちらもきっと正しいのでしょう)まあ、身近な人が親兄弟友人ではなく亀井さんてあたりが困った事態とも言えますが。