そう、ドラマの話。

ラストプレゼントはよかったねえ。さすがNHK、さすがハイビジョンドラマといいたくなるようなきれいな映像、きちんと王道をふまえた設定に丁寧にそれぞれに誂えられたキャラクター。安倍さんはストーリーの常識点ともいうべき色がついてない役がよく似合うね。「先生!」における島田響のようなキャラ立ちをさせないことによるストーリーの重心役。石川さんもテンション高めの突っ走り系わがままコミカルフレーバー。まあ、やるんならもうこれしかないような役柄です。周りからズレていることによって話を展開させるという意味では、ハロモニなんかと変わらない素に近い役ともいえるでしょう。服装のセンスが悪いのもキャラに忠実です。それともあれはアヴァンギャルドな演出なのかな。センス悪いといっている僕のセンスが悪かったらどうしよう。安倍さんはドラマで見るとかわいいね。何かこんな言い方だと普段かわいくないみたいだけど、ハロモニなんかではキャラが背景にべったり張り付いて顔なんか見ちゃいないので、こちら側が一方的に悪い話。あと月刊少女漫画誌(りぼん、なかよしあたりを想定?)連載の原稿をあんな粗いネームからペン入れまで半日で終わらせる石川さんの手の早さには脱帽。ネームで苦労するタイプなんですね。あと、この編集者が原稿取りに北海道までやってくるくだりには脚本大森さんの心情が暗喩されてると見るのは穿ちすぎか。なんやかやでホントにいいドラマだったと思いますよ。娘。を起用したドラマでは一番よかったかも。